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現在、酸洗槽には塩化亜鉛と塩化第一鉄が混在し、その排出物(廃酸)は産業廃棄物として中和処理後、埋め立て処理しています。中和処理剤(アルカリ剤)及び埋め立て費用増加により、直近3年で2度処理単価が増額し、経営を圧迫してしまいます。約320t/年の廃酸量で、処理費用に約8,000千円/年かかっているのが現状です。 |
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課題として、2019年稼働の新工場では槽のサイズが拡大します。もし現状のまま稼働した場合、廃酸量は現在のおよそ4倍になる計算です、少しでも産業廃棄物となる廃酸量を減らすことが課題です。 |
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これらの現状改善・課題解決のために、フカシ槽を導入します。現在、酸洗槽でめっき付きの治具の亜鉛剥離と製品の錆やスケールの除去を同時に行ってるため、塩化亜鉛と塩化第一鉄が混在しているのです。そこで、フカシ槽を導入します。酸洗槽では製品、フカシ槽ではめっき付き治具をそれぞれ洗うことで、塩化亜鉛と塩化第一鉄を分離するということです。
塩化亜鉛はフラックス薬品の原料に、塩化第一鉄は廃水処理薬品の原料になります。分離することで廃酸量を減らすだけではなく、リサイクルも実現できるのです。 |
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【これまで実施されなかった理由】
・産業廃棄物の処理について、緊急を要する課題ではなかった。
・導入するには従来の設備の見直しが必要になる。
・塩化亜鉛、塩化第一鉄の資源としての使い道が分からなかった。
といった理由から、今までこの技術は使われませんでした。既存の工場では敷地や既存設備などの制約で展開しにくい面がありますが、同業他社でも参考にしてもらい、溶融亜鉛めっき業界全体のリサイクル活動の波及に貢献していけることを目標としています。 |
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なお当社ではより良い環境の改善を目指し、環境への取組を効果的・効率的に行うシステムを構築・運用・維持し、環境への目標を持ち、行動し、結果を取りまとめ、評価し、報告する「エコアクション21」への取り組みを行い、2009年に認証登録を受けることができました。 |
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